2021年末より相次いで発表されているキャンプギアの価格改定。
入荷すると即完売が続いている『ゼインアーツ』もついに発表！
改定発表
発表コメント
2022年1月17日の発表によると、
「コロナウイルスによる世界的な資材価格や物流価格の高騰は、弊社製品原価にも大きく
影響する事態となっておりますが、弊社では以下の様な対策で可能な限り価格を守る
判断をいたしました。※コストダウンを目的とした変更以外の内容も含まれています。」
可能な限り価格を守る？
これまで価格改定を発表してきたメーカーのほとんどは、資材価格や物流価格が高騰しているので、
販売価格も上げます。という内容でした。
しかし、ゼインアーツは違います！付属品などを調整して価格は据え置くのです！
付属品が減るので実質的には値上げですが、どうすればよいか考える姿勢が嬉しい！
小杉社長の姿勢
「いいモノを安くの姿勢を守りながらも、従業員の給料をあげたい。」と小杉社長は
インタビューで答えられていました。
それが、このような形の判断となったのでしょうか。
キャンパーの反応
発表を受けて、すぐにSNSで反応があります。
内容を見る限り、好意的な意見が大多数を占めているように思います！
この判断は間違いではなく、キャンパーのことを考えていると捉えられているようです。
改定内容
内容一覧
12品番が価格・仕様変更の対象になりました。
価格据え置き9品番、値上げ1品番、値下げ1品番、生産休止1品番
| 商品名 | 変更内容 |
| ゼクーM | ・ペグ・トライアングルハンガー削除 ・フレーム・ポールカラーをマット仕様に変更 ・張綱の取付け箇所追加 ・張綱本数の追加 |
| ゼクーMインナーテント | ・ペグ削除 |
| ゼクーL | ・ペグ・トライアングルハンガー削除 ・フレーム・ポールカラーをマット仕様に変更 ・張綱の取付け箇所追加 ・張綱本数の追加 ・上部ベンチレーション構造変更 ・フレーム径をΦ16からΦ17.5に変更 ・フレーム上部固定バックルのサイズ変更 |
| ゼクーLインナーテント | ・ペグ削除 |
| ギギ1 | ・ペグ削除 ・ポールカラーをマット仕様に変更 ・張綱の取付け箇所追加 ・張綱本数の追加 ・張綱径と素材をΦ4mm・PPに変更 ・50Dから75Dに変更 |
| ギギ1インナーテント | ・ペグ削除 |
| ギギ2 | ・ペグ削除 ・ポールカラーをマット仕様に変更 ・張綱の取付け箇所追加 ・張綱本数の追加 ・張綱径と素材をΦ4mm・PPに変更 |
| ギギ2インナーテント | ・ペグ削除 |
| オキトマ2 | 【値上げ】59,950円から64,790円（税込） ・ペグ削除 ・ビルディングテープの取り付け方法変更 |
| ゲウ | 【値下げ】49,280円から44,880円（税込） ・ペグ削除 ・ポールカラーをマット仕様に変更 |
| ロガ4 | 2022年生産休止 |
| アップライトポール150 | ・ポールカラーをマット仕様に変更 |
約8％の値上げとなる『オキトマ2』
他の商品に比べて利益率が低かったようで、値上げせざるを得ないとのこと。
ジュラルミンの高騰・供給不足もあり、価格転嫁は仕方がない事なのでしょう。
基本的に価格を据え置く努力を考えると、本当に大変なんだろうと思います。
約9％の値下げ唯一のタープ『ゲウ』
ペグが削除されていますが、資材価格の高騰は受けていますので、
価格据え置きでも良かったのでは、と思うほどです！
たぶん据え置きでも即完売は続いていたように思います。
生産休止『ロガ』
ジュラルミンの高騰・供給不足があり、資材で被っているオキトマ2に
注力する為、2022年は休止するようです。
オキトマ2の人気ぶりを考えれば、仕方がないような気がします。
生地変更の『ギギ1』
50Ｄから75Ｄに変更されていますので、強度が上がっています！
ペグなど削除されるのはありますが、張綱の増加を考えれば
値上げされたようには感じにくい仕様変更です。
ペグの削除
付属のＹペグ、Ｖペグは基本的になくなります。
他のメーカーよりおしゃれでこだわりが感じられるアイテムですが、
強度などを考えると『グラートステイク』を使っている方も多いのではないでしょうか。
プレミアがつきそうな感じはしますが、代用出来るので問題ないと思います。
トライアングルハンガーの削除
ゼクーの上部に取り付ける為に付属していましたが、削除されます。
あると便利なアイテムだっただけにオプションで残ることを期待したい一品です！
まとめ
これまでの価格改定では、『据え置き』や『値下げ』はほとんどなかったでしょうが、
ゼインアーツはキャンパー目線に立ち、深い検討をされたのでしょう。
この姿勢に心をわしづかみにされる方も多いのではないでしょうか。
ただし、品薄状態の解消に繋がるわけではないので、欲しい方は春ごろの入荷を
気長に待ち続けるしかないようです。
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